九州旅行 3日目 後編

愛するゆきちゃん

昨日は風邪気味で更新出来ませんでした。では気を取り直して続きです。辻馬車のチケットを購入するとき、馬の名前を聞いてみたら、ゆきちゃんかラムちゃんという答えがかえってきました。ゆきちゃん!その名前を聞いて嬉しくなりました。再会を果たすことになったのは、人ではなく実は全身真っ白な馬のゆきちゃんだったのです。始めてあったのは3年ほど前。夫婦で湯布院を訪れたとき。旅行前に湯布院の観光スポットをネットで調べていたら、ゆきちゃんが載っていたのでこの馬にあたるといいなあと思っていたら、偶然にもゆきちゃんの引く馬車に乗ることができました。ゆきちゃんはとてもおとなしくて可愛かったので、今度湯布院に来たらまたゆきちゃんの引く馬車に乗りたいと思っていました。そして今回、念願かなってゆきちゃんとの再会です。前回会ったときより大きくなっていました。定刻を少し過ぎて、ひづめの音を響かせてゆっくりと出発。道路を走るのでもちろん車も走っていますが、そこのけそこのけ、お馬が通る!車が道を譲ってくれます。約1時間くらい街を案内してくれるのですが、そのうち10分間の休憩が2回。その度に馬車を降り、ゆきちゃんをカメラに収めたり鼻面をなでたり。一緒に写真を撮ったとき、顔を寄せたらゆきちゃんも顔を押し付けてきたので、ますます可愛くなってしまいました。実はっゆきちゃん、なんとテレビ出演も果たしていたのです。TBSのぴったんこかんかんで、加納姉妹を乗っけて歩いていたのです!たまたまそれを見ていた私たちはびっくり&大興奮したものです。駅前を少し離れると田園が広がる静かな街中を、ひづめの音を響かせながらゆっくりと馬車は進み、駅に戻ってきたらゴールです。その間御者件飼い主さんが、NHK連続テレビ小説の撮影場所となった建物を教えてくれたり、数多くの芸術家が湯布院に移り住み、住民に芸術を広めたところ、それに刺激されたお年寄りたちが芸術に目覚めて絵を描き始めたり、美術短大に入学したりと楽しみを見出していること、馬の話、今の様に湯布院が反抗客であふれるまでの受難の日々があったことなど沢山話してくれました。後ろ髪を惹かれる思いでゆきちゃんと別れ、今にも泣き出しそうな空の下、農協で手作りかりんとうを買ったり、東京で予約していた噂のロールカステラを買いに行ったりした後、旅館にチェックイン。夕飯前に楽しみにしていたお風呂タイム。この旅行で始めてゆっくりお湯につかることができ、なんとなくほっとしました。夜の宴会では、噂のロールケーキを堪能!ふんわりしていて食べると口の中に卵の香りと濃厚なクリームが広がって、美味しかったです。予約しおいてよかった!ゆきちゃんはもう寝たかなあと考えながら眠りつきました。明日はいよいよ最終日です。