おしゃべり洗濯機

錦糸町ヨドバシカメラで、買い物ついでに音声ナビ付きの洗濯機を見てきました。店員さんに頼んで音声を聞かせてもらったのですが、周りの音が邪魔して殆ど聞き取ることが出来ませんでした。どんなことをしゃべるのか聞いてみたら、「スタートします」とか「終了しました」とか、コースを選んでスタートボタンを押すと、「何々コースをスタートします」音声ナビはこれだけ。折角つけてくれたメーカーには悪いけど、正直「ろくなこと言わないなあ」と感じました。なぜなら一番知りたいコース説明を音声で教えてもらえないかです。多分ボタンに点字が付いているからわかるだろうと言う発想なのでしょうが、コースのボタンを押してもただ「ピッ」という音がするだけで、何のコースが選ばれているかわかりません。スターとボタンを押して、始めて何のコースを選んだのかわからないでは、自分が使いたいコースではなかった場合、また最初からやり直したり、ボタンを何回押したらこのコースというのを暗記しなくてはなりません。他の家電製品でもコースを選ぶときや、自分がよく使うコースは何回押すというふうに暗記しながら使っているのです。見えていればディスプレイを見ればわかるけど、見えないとそれが出来ません。スタートしたか終わったかは、音を聞けばわかります。音声ナビをつけるなら、そこまでやって欲しい。本当にバリアフリーの商品を作るのなら、実際に使う私たちの意見を、作る前に聞いて欲しいものです。できれば開発の段階で、障害者も参加させてもらえれば、本物のバリアフリー商品が出来るのではないでしょうか?企業にその気があればね。期待はずれの代物でした。