仙台旅行2日目

七夕飾り

3月18日、快晴。9時半頃チェックアウトし荷物をホテルに預けて、タクシーで鐘崎笹かま館へ。牛タン・ずんだもちと並ぶ名産品の笹かまぼこの工場を見学できるというのでやってきました。館内に入って見学させて欲しいと言ったら「予約は取ってありますか?」と聞かれたので予約が無ければ見学できないのかとヒヤッとしましたが、無事に見学ができました。案内をしてくださる方が一人付き、見学開始。最初はかまぼこの歴史や笹かまぼこの由来などの説明の後、いよいよ向上見学。とはいってもガラス越しに沢山の笹かまが出来るところを覗くだけ。説明を聞いていたらたまたま作業をしていた人が出てきたのでちょっとびっくり。再び作業場に戻るにはまず石鹸でよく手を洗い、水で流した後今度は消毒液の入った石鹸で手を洗い、水で洗い流した後エアタオルで手を乾かすと自動ドアが開いて中に入れる仕組みになっていました。ちょっと覗いていたら消毒液の中を歩いて長靴も消毒していました。食の安全が叫ばれる中、当たり前のことなんでしょうが、実際に見ると安全が保たれているんだなあと安心しました。私たちは水揚げされた魚が工場に運ばれ、初めて加工されるのだと思っていたのですが、船そのものが加工工場と化していて、水揚げされてすぐに頭や内臓・皮や骨がとられて工場に送られると聞いて驚きました。その後もう少しわかりやすく作業場の仕組みを見てもらおうということで、小規模な作業場で再現しているところを見学。ボタンを押すときちぞうくんというキャラがお皿に載った焼きたての笹かまを取ってくれるんです。初めて焼きたての笹かまを食べました。フワッとしてそれでいてプリプリしていて美味しかったです。ここでは昔ながらの技法で手作りのかまぼこも作っていて、これは新人さんの研修にもなっているそうです。かまぼこを作る工場にいてどうやってかまぼこが作られているのかを知ってほしいという狙いなんだそうです。「こうしてじっくり人材を育てているんです」という説明を聞いて、なんか感心しちゃいました。今の会社の多くは「即戦力」が求められ、研修にあまり時間をかけない会社が増えているように感じます。そんな中でじっくり人材を育てていこうという方針は基調だと思いました。きっといい人材が育つんじゃないかと思います。でも朝は3時からお昼の12時までというちょっと過酷な勤務時間なので、辞めてしまう人も多いそうです。100パーセントひらめで作った手作りかまぼこを試食させてもらったら、魚の風味が感じられて美味しかったです。その後は併設されている七夕館へ。ここには有名な七夕祭りに使われた飾りがいくつも展示されていて、とてもきれいでした。飾り物も時代とともに変わっていて、江戸時代の物から今の流行まで沢山触ってきました。ちょうちんを繋げた時代もあったのも意外でした。なかでも驚いたのは折鶴の飾り。市民が折っているのかと思ったら、これを専門に折る人がいてちゃんと生計をたてているんだとか。その代わり1ミリでもずれたらいけないんだそうです。会社の三重で飾りを出すそうで、少しでも他社より見栄えのいいのをだしたいんだそうです(笑)。最後は短冊に願いを書いて笹にくっつけてきました。勿論私の願いは、新しい仕事が見つかるようにお願いしてきました(笑)。買わないつもりだったけど、笹かまを我が家のお土産に買ってきました!時間をもてあましたらどうしようと思っていましたが、意外と面白くて仙台駅に着いた頃にはお昼近くになっていました。お昼は今日お世話になる旅館での夕飯を楽しみにしていたので、控えめにざるそば。デザートに駅構内にあるずんだもちの専門店で夫はずんだもち、私はずんだロールを堪能。ここでお土産に友人にずんだもちを送りました。おなかいっぱいになった私たちは、預けていた荷物をホテルに取りに行った後、バスに乗って秋保温泉へ。秋保温泉湯元という停留場で降り、そこから宿のお迎えの車に乗って無事到着。早速楽しみにしていたお風呂へ。平日で早い時間だったせいか、ほとんど貸しきり状態で、気分は旅番組のロケみたい!夕飯も期待どおりのボリュームと美味しさで大満足!そうそうお土産もここの売店でゲットしました(笑)。夜は昼間入ったのとは別のお風呂を楽しみ、二日目の夜は終了しました。