九州旅行 最終日

いよいよ最終日。朝食前に大浴場と隣にある半露天に貸切状態でのーんびり。平日なのをつい忘れてしまいそうになります。「あー！もうすぐ九州ともお別れかあ…」なんてしみじみ思っちゃいました。前日の夕方、お風呂に入り合わせた親子のことおを思い出しました。お母さんは以前埼玉の川口市に住んでいたことが判明！現在は息子さんが川口に住んでいるそうです。そして娘さんはさいたま新都心に住んでいるそうで、私もさいたまスーパーアリーナにコンサートで訪れるという話をしました。すっかり同郷の話で盛り上がり、その勢いで明日はどこへ行くのか聞いてみたら、何と湯布院に寄ってから黒川温泉に泊るというじゃありませんか！我が家と反対のコース！辻馬車の話をしたら、とても喜んでいました。これもまた旅の楽しい思い出になりました。朝食後、少し時間があったので、またベランダにあるお風呂に入っちゃいました(笑)。そしてチェックアウトしてのんびりコーヒーなんぞ飲んでいたらタクシーのお迎え。人生発のタクシーでの観光です！最初はみょうばん温泉で湯の花を見に行きました。温泉の街らしく、車の中からも硫黄のにおいがしてきます。。この辺りは酸がとても強く、鉄がボロボロになってしまうんだそうです。「ここら辺の中古の車なんて買えませんよ」と運転手さんが教えてくれました。ここではお土産に湯の花のローションを買いました。手につけさせてもらったのですが、とてもしっとりするし、しっとり感が長持ちするんです。全身に使えるそうなので、買ってみました。そのあとは地獄巡り。パスポートを買えば全部見られるし、いちいちお金を払う面倒もないそうなんですが、運転手さんのアドバイスで全部は見ず、坊主地獄・海地獄・血の池地獄・竜巻地獄を見てきました。最初は坊主地獄。私たちが見たところは個人経営でパスポートには入っていないそうですが、規模はこちらの方が大きいので、迫力があると聞いて期待も大！手入れの行き届いた庭園のあちこちから湯気と「ボコッ、ボコッ」と地熱で泥が盛り上がっては消えていました。その盛り上がった時がまるでお坊さんの頭みたいに丸くなるんです！丸くなった瞬間を運転手さんが写真に撮ってくれました。これは力作です(笑)！敷地内にあるお寺の跡地にも行きました。ここは昔あったお寺が地熱が噴出してふっ飛んでしまったそうです！自然の力って凄い！その次は海地獄。ここは猛然と湯気が立っていてその隙間から綺麗な青いお湯が見えました。海を思わせる青色の美しさに感動しっぱなしでした。それにしても暑い！運転手さん曰く「夏は暑いので、地獄巡りは冬がお勧め」だそうです。私たちも納得(笑)。次は地獄巡りをちょっと中断し、金運にご利益があるという白蛇がいるお城に行きました。ここはつい最近宝くじが当たったという人が、お礼参りに来たそうです！入場料を払って中へ。早速白い蛇さん登場！生まれて初めて蛇を触りました！暖かくて鱗がしっかりしてました。ご祈祷をしてもらい、蛇さんパワーを注入してもらいました！その蛇さんが脱皮した鱗をお守りとして売っていたので、ちゃっかり買っちゃいました(笑)。再びタクシーに乗って今度は血の池地獄。ここはお湯が赤いんです。これも綺麗でした。池を見た後鬼の置物がいくつかあったので写真に撮ったり足湯に浸かったりして次の竜巻地獄へ。ここは信号機みたいのがあって、青ならお湯が噴き出していない、赤なら噴き出していると教えているのだそうです。私たちが行った時はまだ噴いてなかったので、椅子に座って待っていたら、ボコボコといいだした途端、ブワーーーッとお湯が噴き出した！噴き出していたのはだいたい10分くらいで5メートルくらいだったでしょうか。本来ならもっと勢いよく噴くそうですが、民家や観光客にお湯がかかってしまうので、蓋をして勢いを抑えているのだそうです。ちょっと迫力不足。お昼は美味しい海鮮料理を食べさせてくれるので人気の魚工房「浜商い」へ。関あじや豊後サバを堪能。ちょっとお土産を見てから別府駅に送っていただき、ここで運転手さんとはお別れです。今回の旅行でやっと観光らしい観光ができました(笑)。後は帰るだけなので少し駅周辺を散歩。別府タワーなる物に登って市内を一望してきました。別府の駅前には温泉が出ていました。どうやら手を温められるようです。別府駅を後にした私たちは、電車で大分駅へ、タクシーで大分港に行き、ホーバークラフトで大分空港へ。ホーバークラフトは来月で運航が終わってしまうそうなので、貴重な経験となりました。予定より1便早くして空港に着いたのですが、空港が混んでいたためすぐに搭乗の時間になってしまいました。1便早いホーバークラフトにしてよかった！帰りもなにかと噂のJALに乗って東京へ。飛行機がちょっと揺れたけど無事到着。あー！現実の世界にとうとう戻ってきちゃった！今回も色々な人と出会い、色々な思い出ができた、楽しい旅行でした！